独立開業に向いている人?
開業資金さえあれば、独立開業に成功するわけではありません。
では、独立開業に向いている人とは、どういうタイプの人なのでしょうか?
真面目な人?
コツコツ努力型?
マイペースな人?
独立開業しようとしている分野において、技術面などで秀でている人?
答えはズバリ、
経営能力のある人です。
独立開業をして、そのビジネスの経営者のポジションにつく、物理的に経営者になるという意味と、人間の資質としての経営者は、全くの別の話です。
腕のいいコンピュータプログラマーが、独立開業したら失敗した。
腕のいいシェフが、独立開業したら失敗した。
腕のいいデザイナーが、独立開業したら失敗した。
腕はよかったのに、なぜ?と思うかもしれません。
しかし、独立開業ということは、ビジネスを運営するということです。
ビジネスを運営するのは、プログラマーでも、シェフでも、デザイナーでもありません。
ビジネスを運営するのは、【経営者】です。
ビジネスを運営する立場に立たされたから[オーナー]になるのではなく、
経営する”腕”のある人が【経営者】なのです。
独立開業を夢見る人たちの動機は、経済的なことのほかに、技術的に自信があるから、大好きな分野だから、という理由が多いようですが、自分が【経営者】になれるか、ということをいまいちど、自分に問いただしてみてください。