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独立開業に必要な”腕”

【独立開業に向いているタイプ】のページでは、独立開業を目指す人は、物理的な意味での[オーナー]ではなく、ビジネスを動かしていく”手腕”を持つという意味での【経営者】になれるかどうかを問いましたが、もし、あなたが【経営】について全く知識がなくても、【経営者】になれる方法はあります。

 

 

どんな分野においても、「才能のある人」「才能のない人」はいるかもしれません。

 

 

経営においても同じです。

経営の才能のある人は、経営の才能のない人よりも、上手にビジネスを経営するかもしれません。しかし、経営手腕というものは、生まれ持った「才能」だけでどうにかなるものではありません。

 

 

実際にビジネスを経営するにあたっては、金銭的なことやマーケティング、人材管理などの「実務」がかかわってきますので、ビジネスに対する「先見性」や「センス」だけでは、どうにもならない部分があります。

 

 

このことを「なんとなく」しか理解せずに、経営に必要な“腕”ではなく、自分の技術的な”腕”を頼りに独立開業すると、いつまでもビジネスが小さいままだったり、最悪の場合「失敗」に終わってしまうことにもなりかねません。

 

では、どうすれば経営に必要な”腕”を手に入れられるのでしょうか?

1.自分で学ぶ

学ぶ、といっても、大学へ行って経営学を学ぶ必要はありません。

 

 

欧米では、一度社会に出た人が、週末や仕事帰りなどに、自分に必要なビジネスのクラスだけを気軽に受講することもごく一般的ですが、日本では、それもまだまだ現実的ではありません。

 

しかし、日本には、ありとあらゆる「指南書」「マニュアル」「ガイドブック」「業界紙」が出版されていますので、これらの「本」を一通り読むだけでも、かなりの知識が得られます。

 

 

いわゆる「学習書」は、各分野に熟知した人間が会得したものを詰め込んでいるわけですから、これほど時間とお金を最大限に節約して効率よく学べる方法はないわけです。

 

 

もし、これらの本を読む時間がない、本を読んでいる時間がもったいない

などと思うタイプの人は、理論や統計に基づいた「頭で考える」タイプの経営が苦手でしょうから、「感覚で商売」して、当たればラッキーですが、失敗すれば「当然」と言わざるをえません。

 

 

でも、「感覚で商売」タイプの人でも、独立開業に必要な経営の”腕”を手に入れる方法はあります。

2.他人の”腕”を手に入れる

独立開業に必要な経営の”腕”は、あなたの腕でなくても構いません。

 

ビジネスの経営手腕を持つ誰かを、あなたの”右腕”として迎え入れればよいのです。

それは、ビジネスパートナーでも、社員でも、場合によってはコンサルティング会社と契約してもかまいません。経営に関してあなたが詳しくなければ、経営に詳しい誰かの腕を使えばよいのです。

 

 

ビジネスオーナーと、ビジネスの運営実務をこなす経営者(社長)は、同じ人物である必要はないのです。

 

 

ただし、独立開業をしてビジネスが動き出したら、やはり自分自身で日々経営を学び、独自のノウハウを蓄積していくことも大切です。

 

パートナーに裏切られた、社員がゴッソリやめて同業のビジネスを始めた、というたぐいのトラブルはだれしも耳にしたことがあると思いますが、独自の経営ノウハウの蓄積と確保があれば防げるケースも少なくありません。

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